2023年吹田市長選挙の結果をうけて

吹田市長選挙で上垣ゆうこへのご支援いただいたみなさま


 23日の投開票結果で、上垣ゆうこさんは残念ながら16,907票を獲得したものの当選には及びませんでした。

 ご支援、ご協力いただいたみなさまに心より感謝申し上げます。

 ご健闘いただいた上垣ゆうこさんは「短い期間の選挙となったが、投票の選択肢を増やすこともでき、出てよかった。また、初めて選挙にかかわった人が『楽しい』と行動するなどの広がりもつくれた。4年後が見える選挙戦となった。引き続きがんばりたい」と決意をのべられました。

 この選挙を通じて、新たな運動の広がりもうまれています。簡単ではありますが、「市民が主役の吹田をつくる会」の選挙結果をうけて発表した声明をお送りいたします。


 みなさまのご意見もいただき、実りある総括もまとめたいと思います。あわせて、4月25日【火】に開催します報告集会もご案内いたします。ひきつづき、「市民が主役」の吹田をつくるために全力をつくすものです。

 今後ともよろしくお願いいたします。


市民が主役の吹田をつくる会 代表 川西 玲子

2023年吹田市長選挙の結果をうけて

2023年4月23日

市民が主役の吹田をつくる会


 4月16日告示、4月23日投票で行われた吹田市長選挙は、「市民が主役の吹田をつくる会」の上垣ゆう子候補が、16,907 票(得票率 11.3%)を獲得したものの、及びませんでした。

 ご支持ご支援をいただいたみなさん、ともに上垣市長実現をめざして活動されたすべて のみなさんに心より感謝申し上げます。そして何よりも、3 月 1 日に出馬表明され、候補者として奮闘された上垣ゆうこさんに心より敬意と感謝を送ります。

 私たちは上垣候補を先頭に、維新市政・現市政の住民不在、「何でも民営化」路線の継続・推進か、公的責任を発揮し、住民とともに歩む市政への転換か、を正面から問う論戦を展開し市民の共感を広げてきました。

 上垣候補が出馬を決意するきっかけにもなった学童保育の待機児問題では、「民間委託では解決できない」、「指導員のフルタイム化、処遇改善こそ指導員確保のカギ」と明確な解決策を示す上垣候補に対し、現職・維新候補は指導員不足をつくりだした民間委託をさらに推進・拡大するという無責任な態度に終始しました。北千里タワーマンション計画でも、いったんストップ、住民参加で再整備計画の策定を提案する上垣候補に対し、現職は「高さ 100 メートル以内なら」と取り繕うだけで、維新候補は「見直す」としか言えませんでした。

 現職と維新候補の吹田市の公的責任を放棄する民営化政策、「開発」「拡大」型のまちづくりに対し、上垣候補は行政の公的責任を貫き、住民に寄り添いともに歩む市政への具体的提案「にじいろビジョン」を示し今後の吹田のあるべき姿を示しました。

 維新候補はもっぱら吉村府知事を前面に「大阪の改革を吹田でも」と繰り返すのみで吹田の課題にこたえようとせず、現職は「人口増日本一」と表面的な「実績」の強調と「非維新」ポーズで対抗しようとするだけで、まともに論戦に応じませんでした。

 しかし、残念ながら現職が描き出した維新候補 VS 非維新・現職の構図を突き崩すことができず、維新政治に批判的な層をもかすめ取った現職が勝利するに至りました。

 3月1日の出馬表明以来、わずか 2 か月足らずという短期間でしたが、それまでの平和・民主主義を求める運動での共同、野党共闘を求める市民連合の活動、カジノ反対の運動、そしてそれらを背景に闘った大阪府議会議員選挙での石川たえさんの勝利など、新たな運動の積み重ねのうえに闘った選挙でした。子どもチームや北千里勝手連、市民が主役吹田の会など、自主的な支援グループがそれぞれの創意で活動を行いました。SNS も積極的に活用し、ある動画の再生回数は 4 万 8 千回を超えました。こうした新たな広がりに確信を持つとともに、投票に行かなかった層も含めすべての市民に働きかける活動の強化が求められます。

 今後、みなさんの意見を集め実のある総括の論議を進めていくものです。

 後藤市政が 3 期目に入り、民営化路線、住民不在のまちづくりなど、行政の公的責任を忘れたトップダウンの市政が継続することになりましたが、引き続き「市民が主役の吹田をつくる」重要性に変わりはありません。上垣候補の「にじいろプラン」の実現にみなさんともに全力をあげるものです。

上垣ゆうこ/市民が主役の吹田をつくる会

新しく立ち上がった政治団体「市民が主役の吹田をつくる会」と共同代表の上垣ゆうこのサイトです。子どもから大人、おひとりさまもファミリーもあなたが主役の吹田をめざします。対話から希望が生まれる吹田市政に。